遠藤京子のマクロビオティックな鍼灸の道

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2016年 10月 16日

沖縄の気候

まったく……、よく雨が降るなぁ……。

沖縄に移住して「聞くと見るとじゃ、大違い」だったことは、いくつかありますが、天候もその一つです。
東京にいたころは、沖縄のイメージって、青い海と空、白い雲、ぎらぎらと照りつける太陽でした。たしかに、それらはあります。
でも、それは雨が降らなかったときだけです。って、当たり前か……。

いや、まったく雨ばかり降って、その合間に、「青い海と……」と言いたいくらい。
こんな雨が降るとは思っていませんでしたが、なんと、雨降り競争日本一なんだそうです。

で、ともかく湿度がハンパじゃない。テープカッターにセットしたセロハンテープが、伸びてしまって、シャキッと切れないのです。そのことを、地元の友だちに言ったら、「そう? こんなもんだと思っているからべつに」って言われましたけど。
カビ・かび・黴……。油断していたら、すぐにカビが生えます。
各部屋1台、除湿器を設置。このかんはとりわけ湿度が高いので、我が治療室は、2台の除湿器がフル稼働しています。

さて、東洋医学では、体調不良になっていく原因として、気候の変化を考慮します。風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪の6つです。
ほんらい湿邪は、6月〜7月の梅雨の時期なのですが、沖縄の場合は、いまの時期もそうとう蒸し蒸しです。
沖縄の人びとは、先ず湿邪にやられているかもと、鍼灸師仲間で話しています。
私の感覚からすれば、物事が、シャキシャキ、テキパキと進まないのも、湿邪のせいかもしれないと思いはじめてます。

湿邪にまとわりつかれると、水分代謝が悪くなって、むくみが出てきます。湿邪は下降しますから、下半身がむくみます。
重く沈む性質もあるので、頭や手足が重く、だるくなります。

沖縄のテーゲーといわれるある種の文化も、歌や踊りで盛り上がるのも、湿邪の影響を受けまいと自然に生まれてきたものなのかも知れません。
かように、人間も含めて生物は、自らがその生を全うするための力を、ほんらい携えていると思います。
鍼灸治療は、その力の後押しのために、ちょっとさぼっている“力さん”を刺激するものだと思います。
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▲我が家には、実にいろんな蝶やトンボや、他にも多種多様な小さな生物が闖入してくるんだけど、このバッタ(?)は、この蛇口が気に入ったと見えて、ふと気づくとまたいたりする。
一般に売られている化学物質、合成洗剤・食品添加物入りの加工食品・消臭剤・防虫剤などなど、この家には一切ないので、虫たちも安心して入ってくるのかも知れないと、ふと思った。



by HomeMacro | 2016-10-16 21:42 | 東洋医学・はり・きゅうのこと
2016年 10月 07日

ストレス……、ストレス……、あっちへいけー!

2000年も前から……。

 明治政府がすべてを西洋化しようと鍼灸を禁止したのち、視覚障碍者の職業としてのみ残されてきた鍼灸を、1927年(昭和2年)に栁谷素霊(やなぎや それい)が「古典に帰れ」と提唱し、明治以前の日本の伝統的医術に則ったものとして復活させようとしました。それを受けた何人かの鍼灸の先生方によって、「経絡治療」は復活しました。
 学生時代から興味があったこの治療法を、少しでも習得したいと思い、昨年来、「経絡治療学会徳島部会」の勉強会に参加させていただいてます。
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▲『漫画ハリ入門』(医道の日本社)より

 「古典に帰れ」の「古典」とはなんでしょう? それは言うまでもなく中国最古の医学書『黄帝内経』で、『素問』と『霊枢』からなります。
 中国の古典ですから、当然漢文です。そう易々と読めるわけではないですが、いくつかの翻訳や解説本が、出ています。それらを使って勉強した内容から、私が感じたことを、少しずつ綴っていこうと思います。愛媛の池田政一先生が、初心者に分かりやすく解説してくださっています。

『素問ハンドブック』
 
 『素問』の最初に、こんなくだりがあります。
 「昔の人は百歳になっても元気だった。今時の人は五十歳になるともうヨボヨボだ。その理由を聞かせてくれ」と黄帝が聞きます。
 これって、2000年くらい前の書物ですよ。「昔の人」って……と思わずつぶやいてしまいました。
 この質問に対して、岐伯(きはく)先生がいくつか養生法について答えます。
 その養生法の中に、「心身共の過労を戒める」とあるのですが、まさにストレスを避けよということですよね。あー、2000年前の人びとにも、ストレスがあったのかと、あらためて思い至ります。

 岐伯先生はそのほか、「飮食に過不足のないようにすること」「酒に酔ってのセックスはダメ」「春夏秋冬の自然の状態に調和した生活をせよ」と、養生法を答えていますが、2000年前も、今も、変わらないんですね、人間って。

 私はストレスの発散が下手くそで、いつも口内炎に悩まされています。
 口内炎とは、子どものころからの仲良しで、母からは、蜂蜜を塗るようにと言われました。あまりの痛さに何も食べることが出来ず、普段は飲まない牛乳をストローを喉の近くまで押し込んで飲んだ記憶があります。
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▲口内炎があまりに痛くて、玄米をかむのが辛いので、お粥にした。これは5分粥、玄米の5倍の水で炊く。炊き方は普通の玄米ご飯と同じように、圧力鍋で炊く。


by HomeMacro | 2016-10-07 03:06 | 東洋医学・はり・きゅうのこと